KYB

■ジム

会社帰りに週2回ジムに行く決まったメンバーは河村君と藤本君とBB氏と僕の4人だ。
ジムではストイックに鍛えているので堂本剛よりも正直しんどい。
なんで金払ってしんどい思いをせなあかんのだと本気で悩んでしまうくらいしんどい。
SMで言うと限りなくエスなのにドエムの様な有様だ。

それでも僕達は何かに憑りつかれたように、先の見えない目標に向かって体を鍛える事に精を出していた。
■最近

BB氏は何かに理由をつけてジムに行く事をさぼりだした。
やれ今日は親友のお店に行かなければならない、やれ靴がベロベロになったからやらない等。全てジムの日に限ってBB氏に用事や事件が起こる。
後から行くから先に行っといてと言えば絶対に来ない。
この事で「根性無し、甲斐性無し、おまえみたいな者に正解は無い」と酷い言葉を浴びせからかっていた。BB氏は鬱病のように落ち込むがこのシチュエーションを「嫌いじゃない」と発言し馬鹿なのかドエムなのか電波なのかと呆れた。
(酷い光景に見えるかも知れないがこれは愛情の裏返しであると考えて頂きたい。)

先日、藤本君はジムに行くと決めていた日に体調不良の為に会社を休んだ。
BB氏は是見よがしに藤本君はジムに行きたくないから休んだと狂った九官鳥の様に捲し立て、喋っていた。
がその数時間後ジムに行く寸前になってドタキャンした。
その理由は会社の女子が九州から来たディレクターと飲みに行く事になり「2人では気まずいから助けてやる」という本人では男気勝る自身有りの言い訳だろうが僕達からすれば恩着せがましく滑稽にしか聞こえない理由を語った。

しかも2人で行くというのは真っ赤な嘘でそれなりの人数が参加する飲み会だった。浅薄な知恵でジムに行かない理由を作り、ラッキー!みたいなノリが伝わって来たのでそのへんを問いただすと「ジムには遅れて行く」と悪びれなく断言したもののトレーニングシャツや靴は会社に置いたまま居酒屋に走っていった。さらさら行く気は無しか。

次の日の昼休みに嘘をついてまでジムから逃げるBB氏を8歳も年下の河村君から問い詰められ、案の定気の毒な位落ち込んだがこれも「嫌いじゃない」シチュエーションであると思うと本気で殺意を覚えた。
失敗しないザラキを覚えたい。

KYB=空気読めないBB

オツカレーション。

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